ベクトル解析 －道具と考え ていねいに－

箇条書きで示します。ベクトルとテンソルが同時並行で解説されている。式の変形に省略がない。ゆえに基本的な疑問があってそれをずるずると先延ばしにしながら勉強することにならない。微分形式（ｄｘ、ｄｙ、など）を使った計算を多用している。これは微積分のキーポイントに詳しく説明してあるので、もし不安ならそちら参照。微分形式を一貫して使用することで、ナブラその他のベクトル解析に特有の計算概念が、ものすごくすっきりと、つまり導入の必然性を読者に示しながら、ていねいに解説されている。とりあげられている例題が的確。なんとなくわかったとか、なんとなくわからない、みたいなことにならない。お勧めします。