愛のマタドール (ディアプラス文庫)

恋愛ストーリーとしては、死から生きるという意味で、とても感動するような内容でした。受の颯也も女々しい訳でもなく、男らしくて好感を持てました。攻のユベールも、闘牛士として、そして1人の男としてかっこ良かったです。お互いに辛い過去があり、2人が出会ったのが運命みたいな感じで、セフレみたいな関係から徐々にお互い執着していく感じでとてもおもしろかったです。ただ私は、外国の風習や文化事に今まで全く興味がなかったため、「闘牛」のイメージは、危険だけど牛と人間の戦いぐらいしか思ってなくて、人間の命と、牛は痛みつけられて最後は・・・みたいな酷な内容は初めて知ったので、その事に関しては沈んだ気持ちになってしまったので星1つ減らしていますが、闘牛の意味がちゃんとわかってて、エグくはないけど、闘牛シーンも出てくるので、そういうのが平気な方はとても気に入る小説だと思います。